はじめに
【お金が尽きると夢は尽きる】
ここから本がはじまります。
そして近年のお金ついての教育について苦言を呈している。
子どもに対して【お金の話をするな。はしたない】と言ったことがある大人は
猛省し、子どもに正面から謝罪をしたほうがいいと書かれていました。
正直、お金の話を子どもとするのは避けていたところでした。
なんとなくしないほがいい話題なのかなぁと思ったいたからです。
日本の若者の自殺率はG7先進国の中でもぶっちぎりの1位。
自殺の理由は【経済、生活問題】が主だとのことです。
大人も子供と一緒にお金と向き合い、共に学んでいく時期に来ているのです。
この状況下で、子どもにお金のことを教えないということは、若者の自殺を後押ししている
と言っても過言ではありません。
この本の本当に言いたいことはこのはじめにの内容だと感じました。
子どもと一緒にお金のことについて学べ。
そして話し合え。
そのようにボクには伝わりました。
では具体的にお金についてどのようなことを学んでいけばいいのかを
次の章から紐解いていきたいと思います。
飛行機の料金について
飛行機の高価格帯の座席について文句を言う人がいるが、それはナンセンスだということです。
この高価格帯を支払ってくれるお金持ちの人たちがいることで
ボクなんかが乗るエコノミークラスの座席の値段が安くなっているそうです。
なので、高い座席に座っている人たちを見て悪態をつくのではなく、
感謝の念を持って心の中でありがとうと言うのが良いですね。
プレミアムとラグジュアリーを知れ
プレミアムとは
競合がいる中で最上位の体験をすることとのことです。
意味はないんだけど、使用できる。使えるもの。
ラグジュアリーとは
競合がいない体験のことだそうです。
車で言うところの
フェラーリやランボルギーニとのことで
意味あるけど、使えないという意味とのことです。
あんなに速く走る車は公道では法律的にも持てる力を発揮して
走ることはできないからです。
ラグジュアリーの作り方
ラグジュアリー＝認知度－普及度
みんな知っているけど、誰も持っていないようなもの
みんな知っているけど持っているのはごく少数の人のみ
そんなものがラグジュアリー。
ラグジュアリーな体験。
いつかしてみたいものです。
商品はたくさん作ってたくさん売るのがいいと思っていましたが
どうやら違うようですね。
売り方を考えていかないといけないと思いました。
【ハイスペック】と【オーバースペック】
ここで大切なのはお客さんの満足度。
満足度がどのくらいなのか判断することが大切だそうです。
ラーメン屋さんで考えると分かりやすいようです。
いきつけのラーメン屋さんのラーメンが仮に85点だとします。
ぼくたちお客さんはこの85点以上の味はもう美味しさの理解の限度を超えていて
味の判断がつきません。
もう85点のラーメンで大満足しているのです。
なのに！！
85点以上の味をお店側が求めてしまうことを
ハイスペックと言うそうです。
お客さんはもう満足しているので、
これ以上の味は必要ないのです。
時間の無駄とも言えます。
お客さんの理解を越えた味、ハイスペック部分は
もはや自己満足の部分とのことです。
人で買うようになる
近年、どこのラーメン屋さんも美味しいです。
充分、満足度を越えています。
この現象はどのサービスにも当てはまります。
買う場所を決める決め手は味やサービスではなく、【人】になってきます。
この人がやっている店だから行ってみようかな。
あの人が作っているものだから買おうかな。
などといった感じです。すでにこのようなことは多々ありますね。
これは応援です。応援したい人のところで買うようになります。
ということは、応援される人にならないといけません。
応援をしていただくには
今の目的地と現在地をさらし続けることが大切とのことです。
とにかくずっとさらし続けること。これが大事です。
まとめ
この本を読んで思ったことは
【子どもとお金の話をしよう】です。
確かにボク自身、大人になるまでお金のことを考えることがありませんでした。
社会に出てからも正直、お金のことをしっかり考えることはしていませんでした。
考えるようになったキッカケはやはりお金に困ってからです。
子どもには困る前にお金の知識あるといいですね。
知っていれば避けられることも多い気がします。
子どもと一緒にお金の知識をつけていきたいと心から思えた本でした。
本書はまだまだ濃い内容がたくさんあります。
興味を持たれた方はぜひ手に取って読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント